年をとると「痰(たん)」が絡みやすく・止まらなくなる原因とその改善策

「かーっ!ぺっ!!」と、老人が痰をはいている光景は
今では、なかなか見られなくなったような気がしますが

痰が絡む人・悩んでいる人が、いなくなったわけではありません。

街が綺麗になったことによって、ゴミのポイ捨てと同時に
唾や痰を道端に吐く人は減ったかもしれませんが、
いつの時代も、「痰」を中心とした「気管支」に関わるトラブルは
加齢によって症状が加速していく、典型的なものになります。

「痰(たん)」が出る理由

痰とは体液(粘液)であり、分泌される原因・目的は様々であり
その時の体の状況によって「量」「色」そして「成分」までもが変わってきます。

また、体の不調の症状・前兆の1つとして
非常に分かりやすい指標となるものでもあります。

「痰が多い」ということは、トラブルが発生している(いた)ということです。

痰は「体内に忍び込んだ細菌の死骸」と言われることもありますが
その細菌と戦った「白血球」も同時に含まれることになります。

それらは「膿」として、知られているものです。

加えて、よく言われている「痰と鼻水の関係」ですが
そもそも鼻水は「細菌が体に入らないようにするため」に分泌されるものであり
痰は、上記したように「細菌を体から追い出す」ために分泌されるものです。

また、

  • 痰は気管支から分泌される(気管支炎等)
  • 鼻水は鼻腔から分泌される(鼻炎等)

と区分することもできます。

ただし両者共に、体内でトラブルが起きている際に
分泌され続けるという特徴もあります。

  • 風邪
  • 気管支炎
  • 肺炎

といったものが主な原因であり、特に「風邪」に関しては
「鼻水も痰も止まらない」という経験は誰にでもあるはずです。

「色」の違いに注意する

寒い時期というのは、日本では同時に空気が乾燥している時期でもあり
風邪をひいている人が増え、また空気中の細菌も多くなります。

肌が乾燥することによって、傷つきやすくなるのは「鼻腔」も同じであり

炎症が起きやすい、ということは「細菌が侵入しやすい」ことになります。

痰・鼻水共に、増えてしまうのは当然のことであり
体の「免疫機能」が正常に働いている証拠なのです。

そして、痰に関しても最も注意すべきは「色」であり
緑がかっている、更に赤み(血液)が混ざっているということは

より重大なトラブルが体内で発生していると考えられます。

「咳をし過ぎて喉が切れた」というケースも多いことは確かですが
「肺がん」といった重篤な疾患の前兆でもあり、注意が必要です。

加齢に伴って増える理由

加齢によって痰の量が増え、また同時に絡みやすくなる理由としては
「免疫力の低下」によって外部からの敵(細菌)に弱くなるためと言えます。

体に侵入した細菌・ウィルスは、「白血球」によって無害化され
それらと同時に役目を果たした白血球も、痰(膿)として体外に排出されます。

免疫力が低下するということは、白血球の1つ1つが弱くなり
細菌を倒すために、より多くの白血球が必要になるためです。

それに伴い、白血球の死骸も含む痰が増えることとなります。

気管支の劣化

そして、免疫力の低下と共に「加齢による痰の増加」につながるものとして
そもそもの「気管支」も、同時に劣化していることが挙げられます。

肉体的な不調には、必ず「炎症」という要素が含まれており
「気管支炎」を代表とした、気管支の不調によって炎症が発生し
「解決した後」に、「膿」となって排出されることになります。

また、喫煙の習慣がある人というのは
生きている時間が長い程「吸った本数」それに伴うダメージも大きくなり
肺を中心とした気管支が傷ついているのは言うまでもありません。

痰を減らす方法

免疫力の低下、気管支の劣化、共に「ある程度は防ぎようがない」ものです。

そのため、加齢・体の劣化を受け入れて
「対策」と「改善策」をより強固にしていく必要があります。

「喫煙を控える」といったことは言うまでもありませんが、
簡単にできるのであれば、もうしている人が大半であるはずです・・・

しかしながら、日常生活の中でできることをやっていくしかありません。

鍵は「水分」と「湿度」

まずは、対策・改善策の両方に効果があるものとして
乾燥を防ぎ、最近の排出を促進するための「水分摂取」が挙げられます。

これ自体は、非常にありきたりですが
年をとることで、「吸収」の機能も衰えていくため
決して馬鹿にしてはならない、重要な要素になります。

そしてやはり「乾燥」を防ぐことで、そもそものリスクを減らすことも大切です。

また大きく息を吸ってから咳をしてみることで、痰をより排出しやすくなります。

発生してしまった痰は、早めに排出する必要があり
徐々に薄く・少なくしていくことが、理想的と言えます。